【レポート】デコナップビーズの歴史を感じると思うこと。

みちくさアートラボ、レジン担当シイナです。

昨年頃から普及しはじめた、すごく硬化の早いLEDレジンのおかげで、いろんなことがスピーディーに失敗なく行えるようになりました。
（詳しく解説しているのは、レジン液＆モールド付きレジンリング講座または基本の台座レジン講座です。）

おかげで、2時間の講座内でできることがいろいろ増えております。

その恩恵を受けているひとつが、このボールビーズ講座。
この講座は、なにげに、みちくさの講座の中でもやることが盛りだくさんの講座です。
・ペーパーを選ぶ→カットする
・ペーパーを貼る→乾かす
・レジンでコーティングする→球体なので注意が必要
・アクセサリーに組み立てる
…と、いろいろとやることがあり、慌ただしくなりがちな講座でした。

ですが、最近は、時間短縮ができるようになりましたので、「ボールをカットしてロック状（石のようなカタチ）にすることができるようになりました。

これが、カットしていくだけなんですが加減が難しくて、ついどんどんと削りすぎてしまい、なかなか思ったカタチにならず時間がかかりがちなんですが、その後の作業がスピーディーになったので、その分時間を取れるようになりました。

なので、最近は、まんまるの「ボールビーズ」でもいいし、石状の「ロックビーズ」でも、どちらでもOK！となりました…！
（ほかに、たまご型もあります）

この「カタチを変える」ことができると、形状から「ふたつとないもの」にできるのが魅力。
（紙を貼る作業、レジンを塗る作業が少し難易度があがります。）

「見た目は重そうなのに身につけるとるごく軽くて驚く」というこの手法の魅力を一段と感じます。

紙を貼るのではなく、色を塗ってもいいし、着色レジンを塗ることもできます。
いろんなやり方で、面白い「ロックビーズ」ができると思います。

天然石風、幾何学っぽいモダンビーズ、陶器風ビーズなどにもできます。

ますます可能性を感じる素材になりました ^ ^

この講座を初めてかれこれ3年が経ちます。
デコナップ＆デコポッジの書籍を担当した際に、「何か面白い使い方はないかな〜」と考えて、ボール状のモノにデコパージュする方法を思いつきました。

ボール状なんで、普通には貼れない紙をカットして貼っていき、紙のとがりをなくす用にまるめ、レジンが垂れないように固める…という、いろんな「工夫」が詰まっています。
（失敗もいっぱいしました）

あの3年前の経験がなかったら、この「ペーパーナプキンを発泡スチロールに貼ってレジンでコーティングする」という方法は、世に存在していなかったかもしれません？！

ボール自体も、実は3年前から進化していて、表面が綺麗な面になるよう改良されてます。
だから、今の方が、ずっとやりやすいです。（その当時はLEDレジンもありませんでしたし。）